1950-02-16 第7回国会 衆議院 予算委員会 第16号
国立癩療養所十箇所の所長は、すでに何十年という癩療養所運営の経験を持つておられまして、日常不幸な癩患者とまつたく寝食をともにしておられ、癩患者の精神状態から、すべての生活に対する態度等を心得ておられますが、その療養所長の長年の希望であり、また所長会議における毎回の決議事項が、この施設の設置であつたのでございます。
国立癩療養所十箇所の所長は、すでに何十年という癩療養所運営の経験を持つておられまして、日常不幸な癩患者とまつたく寝食をともにしておられ、癩患者の精神状態から、すべての生活に対する態度等を心得ておられますが、その療養所長の長年の希望であり、また所長会議における毎回の決議事項が、この施設の設置であつたのでございます。
このことは、ひいては今度の加害者につきましても、殺人を犯しても癩患者であるがゆえに放置されるというような気風を助長いたしますことは、今後の癩療養所運営の上におきましても非常な悪影響を及ぼすことと思いまして、先ほど申し上げましたように、私どもとしては検察当局に連絡いたしまして、正しい公正な判断をしていただきたいということをお願いしている次第であります。 以上、概略でございますが御報告申し上げます。